ターコイズ | トルコ石(とるこいし、Turquoise)は青〜緑の色を持つ不透明な鉱物。質の良いものは鮮やかな青色ですが、不純物に鉄を含むと緑色になります。近年では表面処理されたものや模造品・合成品が市場に出回っていて、専門家でもその鑑定は難しいと言われてます。染めて人工的にターコイズに見えるように作られているものを「ハウライトターコイズ」・「ホワイトハウライト」と呼ばれてますが、そういったものですら現在ではターコイズと呼ばれ市場に出回っているのも事実です。 この鉱物の最上質を産出するペルシャでは、約6000年前に発掘されていたとされ、人類との関わりの最も古い石の一つと言われています。宇宙との一体感を感じることができる石・雨乞い石・旅人の守護など色々な効能があるとされ、勇気とやる気をつけ、邪悪なものや迫り来る危険から身を守る力があるとも言われます。また、古くは視力を守る力があるとされ、肝臓や胆のうの機能を強化する働きがあります。 *誕生石:12月 |
タイガー・アイ | 虎目石(とらめいし、Tiger's eye)は金褐色に黒いスジのような縞模様を持つ鉱物。この鉱物が示す黄褐色の色は、鉄分を含有しているためで、これを加熱処理して鉄分を赤鉱物に変化させると赤褐色になり、これをレッド・タイガー・アイ「赤虎目石」と呼び、灰青色のものはホークス・アイ(鷹目石)と呼びます。 洞察力や決断力を養って物事を成功へと導き、邪悪な力を跳ね返して仕事運、金を良くすると伝えられています。また、夜盲症の治療に用いられたとされ、腹痛や喉の不調を改善する力もあります。 |
ダイヤモンド | 金剛石(こんごうせき、Diamond)は炭素が高温高圧の地球内部で圧縮され生成される8面体構造を持つ炭素の結晶であり、自然に生成される鉱物の中で最も硬い鉱物。色は無色を基準として黄色や褐色、青色、緑色、オレンジ色、ピンク色のものなどもあり、これらはカラーダイヤと呼ばれ、ブルー・ダイヤモンド、ピンク・ダイヤモンドやグリーン・ダイヤモンドは稀少であり、低級とされるイエロー・ダイヤモンドでも、綺麗な黄色(カナリー・イエローと呼ばれる物など)であれば価値が高いです。黒色不透明となったブラック・ダイヤモンドがアクセサリーとして評価され、高級宝飾店ティファニーなどの宝飾品に使用されています。
模造ダイヤモンドとして、ジルコニア(二酸化ジルコニウムの結晶)やガラスが用いられます。ダイヤモンドと模造ダイヤモンドの見分け方として、油性ペンで結晶の上に線を書くというものがあります。ダイヤモンドは親油性の物体であり、油脂を弾きません。一方、ジルコニアなどの模造ダイヤモンドは油を弾く性質を持っています。親油性が高いということは、手の脂で汚れやすので、宝飾店などのプロフェッショナルは必ず綿のスムス手袋を嵌めて扱います。 永遠の絆、清浄無垢を象徴とし、不滅、勝利を導く、潜在能力を引き出します。敵に打ち勝つなどの効果があると言われています。また、古くは毒を中和して、精神錯乱を防ぐ力があるとされ、新陳代謝を活発にして抵抗力を高める働きもあると言われています。 *誕生石:4月 |
トパーズ | 黄玉(おうぎょく、Topaza)は水晶より少し硬い珪酸塩鉱物。この鉱物で代表されるのが、ブラジル産出の「インペリアル・トパーズ」と言われる黄色石ですが、その他に「ブルートパーズ」と呼ばれる青、藍に放射線照射されたもの、「シャンペントパーズ」と呼ばれる薄茶色、「グリーントパーズ」と呼ばれる放射線処理されたものなどがあります。 創造性や感受性を高めて霊的能力を強め、幸運、友愛、希望をもたらす働きがあると言われています。また、古くは痛風や冷え性の症状を改善する力があり、肝臓行や皮膚病の治療にも効果があります。 *誕生石:11月 |
トルマリン | 電気石(でんきせき、Tourmaline)は珪酸塩鉱物。トルマリンという名前はグループの総称であり、その中には11種類の様々な特徴を持つ石が存在し、ドラバイト「苦土電気石」、ウバイト「石灰苦土電気石」、エルバイト「リチア電気石」、ショール「鉄電気石」などがあります。
近年ではトルマリンがマイナスイオン(疑似科学に類する言葉)を発生し精神的、肉体的にリラックス、リフレッシュさせる効果があると宣伝されていますが、効果は実証されていません。 肉体と精神、感情に働きかけてこれらを統合し、互いに刺激浄化しあって、体内のすみずみまでエネルギーを運んで活性化するように導く力たあると言われます。集中力を高めて洞察力を増し、高い意識にまで到達できるよう育む力があります。また、新陳代謝を活発にして身体の発育を促す力があり、余分な脂肪分を対外に排除する働きがあると言われます。 *誕生石:10月 |